頼まれてもいないのに
「頼まれてもいないのに」
代表の東野です
先日、高校の出席日数が足らなくなりそうな元研修生がいまして、親御さんが学校から呼び出されました。
その時「制服を無くした」と子供が言ってきたそうです。
親御さんは2度目の購入となる
数万円する制服を買うようにお金を渡しました。その後…子供が制服を取りに行くのに自転車がパンクしたので
「制服を取りに行けない」と言う連絡が入ったそうです、取りに行く場所は
子供は歩いて30分ぐらいの場所で
親御さんは車で40分かかる場所にいます。でも親御さんは頼まれても無いのに当たり前のように迎えに行こうとしてました…
そんな話を聞いて小見山が元研修生に電話で一言
「歩いて自分で取りに行け!」と伝えました…返事は「はい」です。
そもそも制服を?無くした?
学校行かせてもらっているのにサボる?
その尻拭いを親がする?
でもそれが当たり前だから親子関係って難しいのです。
僕たちの仕事は親の甘やかしと
子供の甘えを断ち切るのが
我々の役目だと意識しています。
そして「親がいなくても他人との環境下で自分の居場所を作れる人にする事」が子育ての着地点です。
しかし
どこから甘えで
どこから甘やかしなのか
何が親の優しさで
何が子供からの信頼なのでしょう
この仕事をしてると
考えさせられる場面がよくあります。
僕の考える視点として
親の役割は我々と同じく
「親がいなくても他人との環境下で居場所を作れる人にする事」です
一言で言うと自立させる事です
ですから、本来自己責任でしないといけない事を
我が子から頼まれてもないのにやってしまう事が「甘やかし」で
それを子供が当たり前に要求してくるのが「甘え」だと僕は定義してます。
この「頼まれてもないのに」
と言うのがキーワードです。
そーゆー 僕も先日
甘やかしをやってしまいそうになったので子供にキチンと伝えました。
細かい事は書きませんが
僕の甘やかしは進路に必要な十数万円の旅費の負担です
本来自己責任で他人はやらない
親だからこその援助です。
それを子供に頼まれても無いのに
やってしまいそうになりました。
「別にいいじゃん硬いこと言わず親なんだから普通に出してあげなよ」
と言うご意見もありそうですが
それを当たり前とする事で
子供が親にお願いする機会を奪い
人を頼りにしないといけない
線引きが曖昧になってしまいます。
なぜなら他人はやらない
本来なら自己責任ですべき事を
頼まれてもいないのに
親がやってしまうからです。
他人との環境下で居場所を作れる人にする為には
人にお願いしてもいい事と
人にお願いしたらいけない事の
線引きを持ってないといけません
そして自分でしないといけない事と
人を頼りにしてもいい事が
わからなくなってしまいます。
もっと言うと、親がいなくて困った時に
どう人を頼りにして良いのかわからなくなります。
やってあげたい気持ちは十分わかりますが、子供の頼む機会を奪わない為に、子供からキチンと頼まれる為に
親が先回りせず「どうしたいの?」「どうして欲しいの?」「それをお願いしてるの?」などと聞けば良いと思います。
親の優しさと甘やかしは紙一重です。頼む機会を奪う事や頼む必要性を教える事が大事だと感じた、研修生のお母さんとわが子の最近のエピソードでした。
我々の子育ての着地点は
「他人との環境下で居場所を作る事ができる人にする事」です
親と子の甘やかしと甘えの関係を切ってゆきましょう。
ちなみに「親切」と言う言葉は「心から(非常に)親しい」と言う意味らしいのですが
頼まれてもない親の援助が切れた時
他人が親切だと感謝できるのではないかと
親切の意味を自己流で思いついた今日この頃です。(笑)合唱
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