【枠にはめる】

伊勢クロフネ校の案浦です。
『枠にはめる』というとあまりいい印象がないかもしれませんが、これまでの常識を一気に崩すには、相手に合わせるよりも『こっちにおいでよ』と言って、こちらの枠にはめるのが一番効果が高いです。
その枠の中が楽しかったらいいのです。
実際に石垣校では、それまでなかなか人の輪に入れず自分を出せなかった子が、素っ裸になって海に飛び込んだりするようになります。
『その方が楽しい』
と思うからだと思います。
もしくは
『そっちの方が楽しそう』
だと思います。

しかし、その輪にもなかなか入れない子たちもいます。
僕たちが気を付けないといけないのは、なかなか輪に入れないからダメなのじゃなくて、中にはその輪を根本的に受け入れられない子もいると理解し（例えば軽い障がいがあるとか）、そんなときはその子なりの生き方や楽しみ方を一緒に見つけてあげることだと思います。

伊勢クロフネ校でもなかなか大きく成長できないと悩んでいる子がいます。周りと比較しちゃうんですね。

あいつはこんなに成長しているのに自分は全然変化していない。
あいつはあんなことまでできているのにまだ自分はできない。

それぞれのペースがあり、ポイントやスピードが違います。
それを納得して、自分のペースでゆっくり一段ずつ登って行ければいいんです。
本人が『理解』ではなく『納得』できるように、環境を整えてあげることが僕らの仕事かなと思います。

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