『助けて』

先日大阪で芋けんぴを販売していたときのこと

はげたおっさんが話しかけてきました。

「可愛い商品やなぁ、写真撮ってもええか？」

「いいですよ！」
（カメラマンさんなのかな？何かの記録用の写真かな？）

「ついでに一緒に撮ってあげるから並んで」

「…いいですよ」
（どういうことだ？必要か俺？）

おっさんのポケットから『写ルンです』が出てきました。

ヤバい予感がしました。
せめてスマホ出せよ…

しかし「いいですよ」といった手前邪険に扱うことも出来ず1枚だけとらせました。

ｼﾞｰ、ｼﾞｰとフィルムを巻いて次の写真を撮ろうとしています。

迷惑だったので追い返そうとすると
「いやいや、可哀想やから！1枚だけやったらお兄ちゃん可哀想やから！」
「全然そんなことないですから、本当にかんべ…」
「いやいやいやいや！可哀想やから‼️」

どうしていいかわからず裏に逃げました。
5分位して戻るとおっさんも戻ってきました。

本当に泣きそうでした。怖くて仕方なくなってしまいました。

それ以降大阪での販売中体が震えるようになってしまいました。

「誰か助けて」
ずっとそう思っていましたがなかなかまわりには伝わりません。

本当に困ったとき、怖いときは助けてと口にだして伝えよう！
じゃないとなかなか助けてくれないぞ！

そして出来るなら怖い思いをしたならネタにして振り切ろう！
めっちゃ楽になるぞ！

最近会社に僕宛の郵便物が届きました。
はげたおっさんからでした。
大阪で芋けんぴを販売中の僕の写真でした。
宛名が僕の本名でした。
会社の住所はチラシに書いてあるので分かるのですが、僕はある事情から名刺交換の時くらいしか本名を名乗りませんし、会社のホームページやSNSなどにも僕の名前は一切載っていません。
どうやって調べたんでしょうね笑

いいネタになったね！

伊勢クロフネ校スタッフZ

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