自分をさらけだしていこう

【自分をさらけだしていこう】

現在耕せにっぽん伊勢クロフネ校には、

日頃は積極的に仕事をして頑張っているけど、

たまに反動がきて職場から逃げ出してしまう子がいます。

以前のブログでもたまに触れていましたが、クロフネファーム以外の職場で逃げ出した時は連絡もつかなかったのでひと騒動ありました。

先日、その子が久々にその逃げ出してしまった研修先に頑張って行ってみようということになりました。

クロフネファームでは自分から仕事を貰いにいっており頑張っていたので、行く条件として

【きつくなったり逃げ出したくなったらちゃんと言うこと】を伝えたうえで、十分に準備をして臨みました。

初日は仕事内容を確認しながら、最後までやりきることができました。

そして迎えた2日目、午前中のことです。

その子が「ちょっとトイレに行ってきます、すぐに戻ってきます」と言ってきました。

今まで逃げ出した時の前兆として、みんなから離れて1人になった時というのかありました。

そのタイミングでつい色々と自分だけで考え込んでしまうのでしょう。

そのためちゃんと戻ってくることを伝えて行かせましたが、その時の雰囲気からして恐らく「やる」だろうとなんとなく予想はついていました。

ここからは、その後聞いた話を基にその子の視点でお届けします。

〜離れてトイレに向かった後〜

(トイレは終わったけど、この後仕事に向かうのが辛いなあ‥)

(自分から仕事を手伝ったりして頑張っているのに、反応が薄いし相手がこっちに心を開いてくれてない気がする‥)

〜非常階段、1階の途中でしばらく立ち止まる〜

(職場で馴染めてないなあ‥こんなにやっても馴染めないんだから俺は何やってもうまくいかないんだろうなぁ‥)

ギィ‥バタン‥

(なんか逃げたくなってきたな‥でもまた逃げたらその後どうすればいいんだろう‥)

タン‥タン‥タタン‥

(ん‥?誰かが降りてくる音がする‥)

タン!‥タン!ッダン!ダン!

(一段飛ばしながら凄い勢いで一階まで来てる‥!?)

ダンッ!ダンッ!ダンッ!ダン!

(やばい!こっちに向かってきてる!!どっか隠れないと!!)

〜急いで一階のトイレに逃げ込む〜

(暗くしてたらバレないだろ‥!)

バタン!パッ(扉が開いて電気がつく)

(ひえええええええ!)

R君いる〜?(ニット)」

と、後から聞いたら中々ホラーな一幕でした笑

「誰かのために頑張ること」は耕せにっぽんで教えている、仕事で1番重要な人のお役に立つことに繋がるため、とても素晴らしいことです。

当然それを続けていくことで自然と周りも助けてくれるようになり、いつの間にか職場にも馴染んでいる‥のですが。

つい、それをすぐに求めてしまっていたのです。

自分は仕事のできる人だと思ってほしい、いい部分だけ見てほしいという思いで無理をしてしまったのです。

そこで僕が伝えたことが、逆に自分の弱い部分をさらけだしてしまうこと。

恥をかいてしまうし、見下されそうだし嫌だ‥とその子も言っていたのですが。

こうすることで、自分から相手への壁を取っ払うことができるのです!

いいとこばかりな完璧超人を目指して周りの助けを借りず、相談せず、結果的に自分を追い込み相手も壁を感じて深く関われない‥という状態よりも。

自分の失敗談を笑い話としてさらけだすことで、相手もこっちに関わりやすくなります。

その上で、たとえ作業がうまくいかなくても誰かの役にたとうと頑張っている子は、自然と助けてあげたくなるものです。

いきなりは難しくても、まずは辛いと思っていることを素直に話してみるとよいです。

そうやって「弱い自分」を見せられれば、もっと仲間を増やすことができます。

お互いに弱い部分をわかり合い、助け合いながら生きていく。

それこそが、真の仲間だと僕は思っています!

耕せにっぽんは、その仲間を作れるよい環境です。

今後もたくさんの仲間たちと共に、日々成長していきます!!

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