成功の定義
「成功の定義」
東野です。
毎年耕し隊が参加している
石垣フルマラソンですが
今年はコロナ禍で中止になりました。
フルマラソンは耕し隊の気づきに
とても良い効果があるので
どうしても諦めきれず
自分たちだけで1月28日に
マラソン大会を開催しました。
本当にやってよかったです。
なぜなら、耕し隊それぞれの課題が明確になり、
多くの気づきが今年もありました^_^
オリジナルTシャツの背中の文字は
中村文昭に書いてもらいました。
「初チャレンジは、挑戦する勇気そのものが成功!」
僕たち職員が伝えたかったのはこの言葉です。
ほとんどの研修生が目標の距離を
完走しましたが
そこまでの過程は性格が出て
バラバラです。
キチンと準備して良いタイムで完走したもの
8時間かけて涼しい顔で走り切ったもの
15キロでリタイヤしたもの
後半追い上げてごぼう抜きするもの
必要以上にしんどいアピールをするもの
36キロで一度リタイヤして翌日残り6キロを足を引きずりながら走り切り28時間かけて完走するもの
仲間を応援しながら逆走して完走するもの
少しシラケ気味で参加しないもの
応援を必死でするもの
マラソンはそれぞれの性格と特徴がモロに出ます。
例えば5時間台でゴールしたのは、
完璧主義でストイックな17歳の不登校イオ君でした。
入念に準備して不安なので前々日に22キロ走って
オーバートレーニングしてしまいましたが
当日は30キロ以降の壁にぶつかり、足の激痛に耐えきれず歩き出し
悔しそうな顔をしてるので
24時間テレビばりに
足のマッサージをしてあげると
足を引きずりながら走って完走しました。
そして参加した感想を聞くと
「人の応援って昔の僕ならどこか冷めて見てましたが、応援がこんなに力になるんだと気づきました…」
そんなコメントを聞くと
お父さんは涙がちょちょぎれます(笑)
それぞれフルマラソンの内容は違いますが…
成功の定義や成功の視点を変えると
参加しなかった人も含めて全員成功です。
なぜなら、参加しなかった耕し隊も、それまで頑なに参加をしないと言っていて
なんなら、当日応援参加するよりも
「ゲームがしたいので家に残って良いですか?」なんて
空気の読めない事言っていたのですが…
当日最初はめんどくさそうに
携帯を持ちながら応援パフォーマンスをしていて
たまーに応援していたのですが、
マラソンが終わる頃に何か感じたのでしょうね
マラソンが終わって、閉会式で僕が皆に
「マラソンリベンジしたい人手をあげて!」
と聞くと元気よく手をあげていました。
だから、彼にとっても大成功なんです。
皆の頑張りを見て
参加しようと思えたんです。
僕は皆に伝えました。
「マラソンの成功は完走する事や目標に到達する事だけでは無く
自分の壁を知り乗り越える『過程』そのものが成功」
これに気づいてもらいたかったのです。
参加する前は
Tシャツに書こうが
言葉でわかりやすく
丁寧に伝えようが
なかなか心に入っていないのはわかりましたが
自分の壁にぶつかった直後に伝えると
その言葉は彼らの心に届いたのだと思います。
まだまだ若いのですから、これからどんどん初チャレンジしてもらいたいと思いますので
もう一回2月7日に開催します。
この投稿を読んでくださった方も
平久保灯台に来て
良ければ応援してあげてください。
元引きこもりの若者が走ってるのを見ると
めちゃくちゃ元気を貰えますよ^_^
良い事ずくめの耕せにっぽんマラソン大会の報告でした!
ありがとうございました😊
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