変わる必要はあるのか?
【変わる必要はあるのか?】
先日、クロフネファームの料理長をやってくれてた
デシベルが退職しました。
もちろん円満退社です。
次の目標を見つけて、しっかりとうちでの仕事もケリをつけて
元気に巣立っていきました。
クロフネファームをオープンして4年半が経ちましたが、
オープンのときから手伝ってくれてたデシベルには感謝しかありません。
次のステージでも、もっともっと飛躍してがんばってほしいと思います。
デシベルは10年以上前に耕せにっぽんにやってきました。
5年間引きこもっていたそうです。
来たときはとても声が小さく、30cmぐらいまで耳を近づけないと声が聞き取れないほど。
『卒業までに5デシベルだけ声を大きくしよう』
ということで、デシベルというあだ名がつきました。
『人とのコミュニケーションが苦手です』
ほとんどの引きこもりの子たちがそう言って耕せにっぽんにやってきます。
そして、そんな自分を変えたいです、と言います。
デシベルもとてもコミュニケーションが苦手なやつでした。
今もなおそれは不得意だと思います。
未だに声は小さいですし(笑)、機嫌が悪いとすぐ態度に出て、周りをオロオロさせます。
デシベルは耕せにっぽんを出て料理人の道に進みました。
韓国料理の店で働き、和食屋さんに転職し、クロフネファームでは野菜中心のビュッフェレストランの料理長をやりました。
彼の作る料理は、特に韓国料理は絶品です。
デシベルの作るチヂミは、僕は今まで食べたチヂミの中で一番です。
デシベルは『自分を変える』というより、『自分を磨いた』のかなぁと思います。
誰にでも得意不得意があります。
不得意を『変える』のは結構エネルギーがいりますし、なかなか成果も出にくいので途中でギブアップしてしまいます。
不得意は他人に補ってもらって、自分の得意を磨いて恩返しする。
デシベルはそうやって自分の居場所を作ってきたと思います。
手先が器用なら、何か手に職をつけたらいい。
絵が得意なら、本格的に絵の勉強をしたらいい。
本を読むのが好きなら、何か文章を書くことを磨いたらいい。
誰にでも得意な部分はあると思います。
それを磨いて磨いて光り出したとき、自分の不得意は誰かがフォローしてくれます。
そうやって不得意を補い合っていると、仲間意識や絆が生まれて人間関係が良くなっていくのではないでしょうか。
他人との人間関係を築く上で、コミュニケーションしか手段がないというのは思い込みです。
何か自分の得意を磨いて光り始めたとき、いい人間関係が築かれるのだと思います。
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